社会を信用する | 吐露アンプリファー

社会を信用する

興味深いことが書かれていたので以下に引用する。




これからビジネスパーソンが持つべき意識とは何か。僕は、とことんわがままに生きていくことではないかと思っています。


そして、わがままを貫くためにも、しっかり自分自身と向き合うことが必要となる。


「一生を通して何がしたいのか」「社会に対してどんな使命を持っているのか」「何が好きで、仕事に何を求めるのか」。そうした問いを自分に課し、実践していく。


より自分を知った人のほうが、明らかに高い満足感が得られます。だからこそ、内面を問うことが大切になる。実は答えは自分の中にあるんです。


<中略>


実は僕自身、キャリアに関して相当悩んだ時期がありました。「仕事をする」とは、社会に価値を創造することです。だとすれば、僕の使命は何なのか。僕は何のために生まれてきたのか。


<中略>


日本では、起業で失敗すれば、敗者復活が難しいことも知っていました。「大企業の看板があるから、お前は仕事ができるんだ」と言われたこともあります。では、なぜ飛び出したか。僕は社会を信用することにしたんです。


懸命に、最大限に自分の能力を伸ばし、うそをつかず誠実に社会に対して挑み、多くの人への約束を守り続けるなら、社会はきっと手を差し伸べてくれるはず。そういう人間になら、社会は温かいはずだ、と。



(「プロ論2」内 グロービス・グループ代表 堀 義人 のセクション より)




前半・中盤のくだりで引用した考え方は僕も同じ考え方であり、「内面を問うことが大切になる。実は答えは自分の中にあるんです」という仕事に対するスタンスを今まで最重要視してきた。


僕は色々な価値観を認める人なので、ある一つの考え方が全ての人に対して普遍性を持つということはあまり信用しない。


しかし、最近上記の考え方に何かしらの真理があると感じるようになった。


また、後半のくだりにおいての、社会に対するスタンスは今までは僕も一つの美学としては持っていた。


しかし、そこに説得力はあまりなかった(この部分で、今まで僕に説得力を与えてくれたのはワタミ、リクルート、インテリジェンスの三社です)。


が、実際社会で成功しておられる堀氏がそのスタンスで社会にアプローチしてきたということを知り、その美学をよりいっそう具体的なものとする根拠を僕に与えてくれた。


この社会に対するアプローチは非常に好きですし、最も自分になじむものです。


いつしか自分が会社から飛び出ることがあるときには、僕も社会を信用して社会に最大限貢献できるようにがんばりたい。


そして、そういう考え方を人間性の根底に持っている人と手を組んで一緒にがんばりたい。


社会も捨てたもんじゃないですね。