人間クラシファイ | 吐露アンプリファー

人間クラシファイ

四半世紀生きてきて、


物心ついた頃から各人間固有の心理の奥底に興味を持ち、


物心ついた頃から人間観察を始め、


さらに自己観察も継続して行った結果、


(以下、独断です)


この世には二種類の人間がいるように思う。


非常に簡単に言ってしまうと、


哲学的な人間と現実的な人間の二種類だ。


前者は現実世界を渡り歩く上で基本的には関係のないことを色々と考え悶え苦しむ傾向にある(何故自分はこの世に生きているのか、そしてその価値は何なのか、この先も生きている意義はあるのか、等々諸々等々諸々云々←生死に関わること以外にも何かと色々と考えるということを表現)。イメージし易いように、この分類に入ると私が感じる人の代表を挙げておくと、芥川龍之介や太宰治や椎名林檎(椎名林檎は確信まで至らないがその匂いを感じる)をその筆頭に挙げることができると思う。


後者はこのような現実世界を渡る上であまり役に立たない関係のないことは考えずもう少し表層的な部分のみを考えて生きている。


但し、注意しなければならないのは、前者も勿論、現実的表層的なことも同時並行で考えているということである。


生き易さという点から考えると、圧倒的に後者の方が生き易い。


前者は何かと生きていく上で苦悩障壁が絶えない。


前者から見た後者は非常に眩しくそして羨ましい存在。


注意がいるのは、どの人間もその上澄み液だけを取って判断すると大概は後者の人間に属する。


但し、その内部のどろどろとした液体を垣間見ると二種類の人間に分けることができる。


前者はあまり自分のどろどろした部分を人に見せようとしない。


装飾する。


隠蔽する。


(芥川龍之介が自害する前に書いた自分の内面の全ての告白とも言える「或阿呆の一生」の中でさえ自分をむき出しにせずに筆を置いたことからもこのことは伺える)


しかし、共鳴する。


今までは、圧倒的に後者の方がこの世に多いと思っていた。


しかし、最近自分の周りにぽつぽつと前者の人達がいることに気付き、ちょっと嬉しい今日この頃。


がんばって生きていこっと。


久々の吐露アンプリファー。



P.S


前者の人は後者の人の考え方も内包しているので、がちんこで人を受け止めるという点でそこに強みがあると思います。後者の人には無い幅広い価値観を前者の人は持っていると思います。