仕事を他人に任せるのが上手な人と下手な人
他人への仕事の任せ方というのは非常に難しいものであり、且つ、非常に重要なことだと思う。
このことに関して記述があったので以下に引用する。
以下に挙げるふたつのリストは、さまざまな参考資料から集めたもので、効果的な委任とそうでない委任を比較対照できるようになっている。
●仕事を他人に任せるのがうまい人
1.ある職務に誰が適任か、よくわかっている
2.すみやかに仕事を委ね、遂行までの十分な時間を与える。
3.目標をはっきり説明する。
4.業務遂行に必要な情報をすべて渡す。
5.行動に移る前に、スタッフに業務内容をきちんと理解させる。
6.締め切りを設定する。
7.企画書の作成を奨励する。
8.定期的に進捗状況を監視する。
9.部下が説明と助言を求めやすい。
10.自分が責任を負うが、職務を実行した人間に功績を与える。
11.新たな責任を持たせることで、スタッフの成長を促す。
●仕事を他人に任せるのが下手な人
1.独断で仕事を振り分ける。
2.締め切り直前に仕事を与えて、危機を招く。
3.予想される結果をはっきり伝えられない。
4.説明は最小限で、指示ばかり急ぐ。
5.誤解を招くようなやりかたで仕事を渡す。
6.何に関しても、大至急やるように求める。
7.業務への効果的な取り組みは、スタッフに開発してほしいと思っている。
8.見直しの手順を正式に決めていない。
9.職務遂行のやりかたに余計な口を出す。
10.成果が上がらないときは他人を責めるが、上がったときは自分の功績にする。
11.業務を任せずに、しがみついたままで、進行を妨げる。
なぜ、他人に仕事を任せるべきなのか、それについてはもっと重要な理由がある。他人の支援を引き出すというのは、個人的にも仕事の上でも、広い意味での成功に達する唯一の方法なのだ。
他人の支援を得ることによってのみ、多種多様なものが生み出せる。誰であっても、ひとりきりでは、何かを生産する能力、時間、そして知識には限界がある。上手に人を使うのは、生産の可能性を無限に広げることにほかならない。
<中略>
まったく動こうとしない人間もいるから、そういう輩には任せないようにしたい。ほかの誰かに任せるか、別の方法を探すことだ。
(なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 ケリー・グリーソン著 楡井浩一訳 より)
ここで示されているリスト中には至極当然のように思われるものが多いが、その中にも新たな気付きとなる部分も含まれていた。(ってコメント短ッ!!)