夢 or 金 | 吐露アンプリファー

夢 or 金

生活創庫の堀之内九一郎氏の言葉で考えさせられる言葉があったので以下に引用する。




世の中には原理原則があって、過去に成功された方はあまり”金”を追っていないですよね。みんな”夢”を追っているんです。少年が見るような大きな夢を。


夢で起こした事業は情熱が湧くから、あまり金儲けに走らず長続きします。でも、金儲けを目的にすると、儲からなかったらすぐにその事業から撤退します。


私も以前は儲からないと、すぐに事業を辞めていました。でも、そこに夢があると、”食べるぐらい、何とかなるからガマンしよう”と情熱が湧く。するとそこでいろいろなノウハウが身に付き、社会にきちんとしたアピールもできて、認められてだんだんと企業として完成形に近づいていくんです。


やっぱり、成功した人の原点は「夢」なんです。”金儲け”の前に、まず「夢」がなければいけない。


新しく事業を興すのに、夢を追わなかったら、何を追うんですか?


(「一流魂」 月間「CIRCUS」編集部特別編集)




35歳のときに負債金額が1億円近くになりそれからホームレス生活を送り、そこから現在年商102億円を叩き出すまでに登りつめた堀之内九一郎氏の言葉だけあって実に説得力があった。


確かに夢を追っているときのモチベーションと、金だけを追っているときのモチベーションではかなりの差が出てくるように思う。


さらに、人間というのはすぐに飽きる生物であり、もし金だけを追って巨額の富を得たとしても、そこで一度自分が何をしているのか,さらには、その自分が経営する企業のアイデンティティがわからなくなるだろうと思う。そして、その先には金だけを求めていたのでは進めないように感じる。


また、事業を起こして一度失敗した後に成功した多くの人は「金は追ったら逃げていく」とその経験から言う。


理想はやはり、夢を追っていたらいつのまにか金が勝手についてくるっていう形かな。


また個人的主観として、金・金・金と金だけを追っているような人はあまり好まないし非常に醜く感じる。それに比べ、たとえ貧乏でも夢を追っている人ってのは非常に輝いて目に映る。


金のモウジャだけにはなりたくない。